dポイント投資 ポイント投資

dポイント投資はどの運用がオトク?スイッチ運用?引き出し運用?

dポイント投資のシステム改変(2018年1月17日)から1ヶ月経ちましたが、結局どの運用がオトクなの?

という事で、dポイント投資の運用方法による違いをまとめてみました

 




dポイント投資について

dポイント投資とは

docomoポイントを使って投資体験ができるサービスで、2018年の5月16日からサービス開始されました。

投資商品は2種類しかなく、とても分かりやすい運用で、投資初心者にオススメです。

  • ローリスク、ローリターンのバランスコース(債権にやや比重を置いた投資)
  • ハイリスク、ハイリターンのアクティブコース(債権よりも株式に比重を置いた投資)

dポイント投資では1日に追加できるポイントに上限が定められており、2,000ポイントまでとなっています。

(THEO+docomoで資産運用かつ積立設定すれば、1日の上限は1万ポイントまで追加可能となります。)

追加できるポイントは限られていますが、引き出しできるポイントには制限がありません。

決済時間は17時で、バランスコースかアクティブコースかの切替はいつでも行う事が可能です。

 

バランスコースについて

バランスコースは債権にやや比重を置いた投資です。

世界の株式を最終投資対象とする「THEOグロース・AIファンド(世界の株式中心)」の基準価格に連動する「グロース」が45%、

世界の債券を最終投資対象とする「THEOインカム・AIファンド(世界の債券中心)」の基準価格に連動する「インカム」が55%の資産配分となります。

dポイント投資バランスコースの資産配分

 

バランスコースの資産配分

世界の株式中心のTHEOグロース・AIファンド(45%):世界の債券中心のTHEOインカム・AIファンド(55%)

 

アクティブコースについて

アクティブコースは債権よりも株式に比重を置いた投資です。

世界の株式を最終投資対象とする「THEOグロース・AIファンド(世界の株式中心)」の基準価格に連動する「グロース」が80%、

世界の債券を最終投資対象とする「THEOインカム・AIファンド(世界の債券中心)」の基準価格に連動する「インカム」が20%の資産配分となります。

dポイント投資アクティブコースの資産配分

 

アクティブコースの資産配分

世界の株式中心のTHEOグロース・AIファンド(80%):世界の債券中心のTHEOインカム・AIファンド(20%)

 

運用方法について(出し入れ運用とスイッチ運用)

出し入れ運用とは

dポイント投資では1日に追加できるポイントは上限がありますが、引き出しは全額引き出し可能です。

そのため、収益が見込める日にはハイリターンの「アクティブコース」でポイントを追加、損失になりそうな日には全額ポイントを引き出すことにより、損失を避けるという運用です。

収益日だけ投資するので、確実にプラスとなりますが、損失日にポイントを全額引き出してしまうため、元手が少なくなり、大幅な収益は見込めません。

 

スイッチ運用とは

「スイッチ運用」は「アクティブコース」と「ノーマルコース」を切り替えて運用する方法です。

収益日にはハイリターンの「アクティブコース」を選択し(稀にノーマルコースの方が高い日もあります)、損失日はローリスクの「ノーマルコース」でやり過ごすという方法です。

 

プラス分はハイリターンの「アクティブコース」、マイナス分はローリスクの「バランスコース」と切り替えることで、トータルでプラスになる可能性が高くなります。

しかし、ローリスクの「バランスコース」とは言え、損失が続くとトータルでマイナスとなる可能性もあります。

 

出し入れ運用とスイッチ運用どちらがオトク?

ここでこのような疑問があがると思います。

 

出し入れ運用とスイッチ運用のどちらがオトクなの?

 

その答えについては、出し入れ運用は確実にプラスとなるので、スイッチ運用がトータルでプラスになるのかどうかを判定すれば良い事になります。

また、その増加分が、出し入れ運用の増加ポイントよりも大きいかどうかも調べる必要があります。

 

2018年12月17日(月)から2019年1月11日(金)までのスイッチ運用収支

dポイント投資のシステムが改変された2018年12月17日(月)から2019年1月11日(金)までの約1ヶ月間のスイッチ運用の収支がこちらです。

dポイント投資スイッチ運用の収支グラフ(081217_090111)

 

青い線がスイッチ運用の収支グラフ、橙色の線が損益のボーダーラインです。

条件として、収益日は「アクティブコース」の収益で計算、損失日は「バランスコース」の損失で計算しています。

 

このように2018年12月17日(月)から2019年1月11日(金)の1ヶ月では、トータルでマイナスとなっています。

12月17日の週にマイナスが続いたこと、12月25日(火)と1月4日(金)に大きくマイナスとなった影響が出ています。

ですが、1月7日の週に5日連続でプラスが続き、トータルで4%近く持ち直しています。

 

2019年1月4日(金)から2019年1月11日(金)までのスイッチ運用収支

1月7日の週に5日連続でプラスが続いた事から、1月だけを見ると、スイッチ運用でもトータルでプラスとなっています。

dポイント投資のスイッチ運用の収支グラフ(090104_090111)

 

このとき、2019年1月4日(金)から2019年1月11日(金)までの期間において、スイッチ運用ではトータルで101.91%となっています。

そして同じ期間【1/4(金)~1/11(金)】で出し入れ運用した場合、収益ポイントは354ポイントの計算です。

出し入れ運用の計算条件は、収益日は2,000P追加、前日もプラスの場合には前日のポイントに2,000ポイント上乗せ、損失日は0ポイントにリセットしています。

 

スイッチ運用では+1.91%、出し入れ運用では354ポイントのため、スイッチ運用の元手がどれだけあれば、出し入れ運用よりも収益が大きくなるかというと、

x * 0.0191 ≧ 354 という関係式より、

354 ÷ 0.0191 = 18,354ポイント

 

1月4日(金)の時点で18,354ポイント以上あれば、スイッチ運用の方が収益が高くなる計算となります。

ただし、1月4日(金)の時点でそれだけのポイントを保持するためには、損失日の多かった12月もポイントを保持しておく必要があり、トータルでマイナスとなってしまいます。

 

結論

dポイント投資のシステムが改変された2018年12月17日(月)から2019年1月11日(金)までの期間において、「アクティブコース」と「バランスコース」を切り替えて運用する「スイッチ運用」はトータルでマイナスとなることが分かりました。

ただし、12月後半にマイナス日が多かったため、もうしばらく様子見して、どちらの運用にするか判断したいと思います。

 

なお、2018年12月17日(月)のシステム改変前は、1日に追加できるポイントに上限がありませんでした。

勝てる日には全額追加、負ける日は全額引出が出来ていて、絶対に負けない投資でした。

そちらに関する記事はこちらをご覧ください。

 

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