こんな方におすすめ
- 配当利回りを自動で計算したい人
- 配当利回りの計算式、計算方法を知りたい人
目次
配当利回り(配当金+優待)計算ツール
配当利回り計算ツールの使い方
上記配当利回り計算ツールの使い方を説明します。
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11株当たりの購入価格を入力
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2保有株数を入力
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31株当たりの年間配当金額を記入
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4年間の株主優待相当額を記入
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5税率を選択
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6配当利回り計算ボタンをクリック
配当利回りの計算例
- 1株当たりの株価を2,400円
- 保有株数は100株
- 1株当たりの年間配当金は150円
- 年間の株主優待相当額を3,500円
これらを上記の計算ツールに記入し、「配当利回り計算ボタン」をクリックしてください。そうすると、下記のように算出されると思います。
①配当利回り | 6.25% |
---|---|
②優待利回り | 1.46% |
①+②総合利回り | 7.71% |
年間配当金(課税前) | 15,000円 |
年間配当金(課税後) ※一部上場として計算 | 11,952円 |
配当利回りとは?計算方法は?
配当利回りは、購入した株価に対して、年間にどれだけの配当を得ることができるかを表した数値です。
配当利回りの計算式は下記のようになります。
配当利回りの計算式
$$ \mbox{配当利回り(%)} = \frac{\mbox{年間配当金額}}{\mbox{1株購入価格}}\times 100 $$
配当利回りの計算例
- 1株当たりの株価を2,400円とする
- 1株当たりの年間配当金は150円とする
上記を条件として、配当利回りの計算式に当てはめます。
$$ \mbox{配当利回り(%)} = \frac{\mbox{年間配当金額}}{\mbox{1株購入価格}}\times 100 $$
$$ \mbox{配当利回り(%)} = \frac{\mbox{150円}}{\mbox{2,400円}}\times 100 = 6.25 \% $$
1株当たりの株価が2,400円、年間配当金を150円とすると、配当利回りは6.25%ということになりますね。
続いて、優待利回りについて計算しましょう。
優待利回りの計算式と計算方法
株を購入すると、配当金に加えて株主優待がある場合もありますね。配当利回りを計算する上で、株主優待の利回りも重要な要素となります。
優待利回りの計算式は下記のようになります。
優待利回りの計算式
$$ \mbox{優待利回り(%)} = \frac{\mbox{年間優待価値}}{\mbox{優待取得必要金額}}\times 100 $$
優待利回りの計算例
- 1株当たりの株価を2,400円
- 株主優待の取得に必要な株数を100株
- 1年間の優待価値が3,500円
上記を条件として、配当利回りの計算式に当てはめます。
$$ \mbox{優待利回り(%)} = \frac{\mbox{年間優待価値}}{\mbox{優待取得必要金額}}\times 100 $$
$$ \mbox{優待利回り(%)} = \frac{\mbox{3,500円}}{\mbox{2,400円} \times \mbox{100株}}\times 100 $$
$$ \mbox{優待利回り(%)} = \frac{\mbox{3,500円}}{\mbox{240,000円}}\times 100 = 1.45 \% $$
1年間の優待価値が3,500円、優待取得にかかった金額が24,000円×100株とすると、優待利回りは1.45%ということになりますね。
配当利回り計算時、配当利回りがアップする2つの要因
配当利回りを計算するにあたり、配当利回りがアップする要因が下記の2つあります。
配当利回りがアップする2つの要因
- ①株価が下落したとき
- ②配当が増配したとき
①株価が下落したときに配当利回りがアップする
配当利回りがアップする要因の1つに「株価の下落」があります。ここで、配当利回りの計算式を見てみましょう。
配当利回りの計算式
$$ \mbox{配当利回り(%)} = \frac{\mbox{年間配当金}}{\mbox{1株購入価格}}\times 100 $$
配当利回りは1株当たりの年間配当金から、1株当たりの購入価格を割れば良いので、「分母」となる株価が下がると、配当利回りが上がるということになります。
例えば、1株当たりの年間配当金が50円、1株が2,500円であった株価が2,000円に下落したときを例として計算しますね。
1株当たりの年間配当金が50円、1株2,500円の場合の配当利回りの例
$$ \mbox{配当利回り(%)} = \frac{\mbox{年間配当金額}}{\mbox{1株購入価格}}\times 100 $$
$$ \mbox{配当利回り(%)} = \frac{\mbox{50円}}{\mbox{2,500円}}\times 100 = 2.00 \% $$
1株当たりの年間配当金が50円、1株2,000円に下落した場合の配当利回りの例
$$ \mbox{配当利回り(%)} = \frac{\mbox{年間配当金}}{\mbox{1株購入価格}}\times 100 $$
$$ \mbox{配当利回り(%)} = \frac{\mbox{50円}}{\mbox{2,000円}}\times 100 = 2.50 \% $$
このように株価が下落すると配当利回りがアップします。そのため、配当利回りが良いからといって安易に飛びつくのは危険です。株価が下落している理由をきちんと把握する必要があります。
配当が増配したときに配当利回りがアップする
配当利回りがアップする要因として、配当が増加する「増配」があります。増配は会社の業績が好調で、配当金を増やして株主へ還元しています。
短期的な増配では株価へ影響はさほどありませんが、30期連続で増配している「花王」の株価は、ほぼ右肩上がりで推移しているのが分かります。
ちなみに配当利回りの観点からすると、花王のように連続増配企業でも配当利回りは変わらないか、場合によっては下がります。理由は、分子の配当金が増配することで株が買われ、それにつられて分母の株価も上昇するためです。
株式投資における2つの利益
株式投資をするうえで、得られる利益は下記の2つがあります。
株式投資における2つの利益
- 株の売却で得られる利益のキャピタルゲイン
- 株を保有することで得られる利益のインカムゲイン
株の売却で得られる利益のキャピタルゲイン
キャピタルゲインとは、株を売却することで得られる利益のことです。キャピタルゲインの計算式は下記のようになります。
キャピタルゲインの計算式
キャピタルゲイン = 株式売却金額 -株式買付金額
これは単純に売却価格から購入価格を引いた差分ですね。
ちなみに、購入時よりも株価が下がった状態で売却するとマイナスとなり、キャピタルロスと呼びます。
株を保有することで得られる利益のインカムゲイン
インカムゲインは、株式保有で得られる配当金や株式優待による利益のことです。
配当金が得られるのは多くの場合、年に1回~2回となります。年に1回の場合は株主総会後の支払い、年に2回の場合は株主総会後と、その半年後の中期決算後に支払われるケースが多いです。
配当利回りの計算方法はインカムゲインが基準となる
配当利回りは、配当金や株主優待による利益のインカムゲインでの計算が基準となります。
配当利回りを考える上で、配当金だけはなく株主優待も重要です。株式投資している人の中には、株主優待を目当てに株式を購入している人も多いのではないでしょうか。ここで、配当利回りの平均がどれぐらいなのか気になる方がいると思います。そこで、配当利回りの平均について紹介します。
配当利回りの平均はいくらか?
配当金の年間利回りの平均は、東証一部上場銘柄の平均は実績値ベースで約2%前後とされています。
2019年10月時点で、東証一部上場銘柄の単純平均利回りは2.00%、加重平均利回りは2.36%となっています。
加重平均利回りとは、時価総額に対する配当金総額の割合を示したもので、下記の式で表されます。海外での株式利回りの多くが加重平均型を採用しているため、この加重平均利回りを用いることが一般的です。
加重平均利回りの計算式
$$ \mbox{加重平均利回り} = \frac{\mbox{配当金総額}}{\mbox{銘柄時価総額}} \times 100 $$
利回りと利率の違いについて
株式投資には利回りと利率があります。利回りは株式投資で得られた利益全ての割合、利率は株式投資で得られた配当金による利益の割合です。
そのため、利回りには株式の売却で得られるキャピタルゲインや優待株の利益も含まれます。
利回りとは
利回りは株式投資で得られた利益全ての割合
利率とは
利率は配当金による利益の割合
配当金/配当利回り自動計算ツールを使って、配当利回りを把握しよう
配当金や配当利回りを計算するツールを探してみたところ、検索結果で出てこなかったので自作しました。
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1株当たりの株価や配当金を記入するだけで自動で計算するので、配当利回りを計算するときにはぜひお使いください。
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